起業を支えるアイデア
成功者の多くはこれまでにない数々のアイデアを打ち出してきました。何気ない日常の中から生まれたものや、失敗事例から生まれたアイデアもあります。
そして過去のアイデアを参考にし、学ぶことはたくさんあります。
【先用後利というアイデア】
オフィスの一角に、お菓子や菓子パンなどを設置する備蓄コンビニシステム。オフィスで働く従業員が休憩時に自由に利用することができ、代金は集金日にまとめて支払うという販売方法です。
近くにコンビニがない、コンビニまで行く時間がもったいないなど、すぐ近くにあれば利用したい気持ちに応えたビジネスアイデアです。更にこのアイデアには続きがあり、万が一の災害時に非常用備蓄としての役割があります。この先用後利というアイデア、実は江戸時代から続く「配置薬」から生まれています。
アイデアというものは時期とタイミングが合えば、過去の発想を活かし新しく誕生させることもできるのです。
【クラウドファンディング】
ハッキングという被害で不運にも有名になってしまったクラウドファンディングですが、今注目となっています。クラウドファンディングは、特定のプロジェクトの資金調達をするために、ネットを利用するなど多くの人々から少額の寄付を通して出資を集めるというコンセプトの応用です。
このメリットは、資金提供してくれた方々はビジネスアイデアに共感し、市場に需要があるサービスだと判断していただいた結果というわけです。
【回数券】
サービス利用料の利用回数分前払いする回数券などの販売は、企業とサービス利用者の両方にメリットがあります。特に企業側にとっては確実に利益を生み出すビジネスアイデアです。
こういった回数券は一般的に10回分の料金で11回分のチケットを販売するなどし、サービス利用者がメリットを感じやすい形で提供されます。これでは単価が下がってしまうため、利益額は減少しますが、回数券を全て使い切る利用者はリピーターとして今後も継続的に利用してくれる見込みがあります。また、回数券を使い切らず利用しなくなってしまった場合には、サービスの単価が上がるため利益額が上昇します。
利用者も、回数券を全て使い切ることができれば支払う金額以上にサービスを受けられるためメリットになります。
このようにお互いにメリットのあるサービス形態は全ての経営の理想と言えます。